こんにちは、nocotoです。
スマホばかりで困っちゃうよ!
高校生のスマホについて悩んでいるママ達の悲鳴をよく聞きます。
今や高校生でスマホを持っている人はどれほどいるでしょうか。
おそらくほぼ全員が持っていることでしょう。
息子には高校受験が終わった春休みに、お下がりのスマホにSIMカードを買い、持たせました。
あれから1年が経ちました。
たったの一年間でスマホをめぐって何度格闘してきたことでしょうか!
高校生にとってスマホの存在はいかに?
私は、スマホは大学受験で成功することを目標にしている高校生にとっては、必要ないとまでは言えないけど、害の多いものだと考えています。(後に考え方が変わります。)
特に高校一年の男子はまだまだ子供で、自立できていない子が多い…。
もちろん、しっかりとした男子もいますが、ごくわずかだと思っています。
これまでに、「学力は環境によって大きく変わる」というお話を、様々なところで聞いてきました。
それは本当にそうだと思います。
高校別スマホ許可状況
息子の高校は校則が厳しく、スマホの持ち込みは特別な事情で届け出のある場合以外は不可とされています。(後に、許可になりましたが。)
しかし意外にも、他の学校はそうではないようです。
授業中は電源を切っておけば持ち込み可の高校が多い!
多分、県立高校の方がその辺は緩いのかなと思いますが、とても疑問に思うのです。
去年、2つの県立高校の文化祭にお邪魔しました。
どちらもトップクラスの進学校。
しかし、文化祭でお客さんが来ているにも関わらず、座ってスマホを見ている生徒の姿がチラホラ。
ほとんどが男子でした。
ママ友ランチで、娘さんが県立の進学校に通っている友人から聞いた話ですが、お子さんの話によると、特に男子が休み時間はスマホを見ていて、会話が全然ないのだそう…。
その話を聞いて皆さんでがっかり…。
高校1年生はまだ幼い?
全面的にスマホ否定的な立場で書いていますが、勉強に役立つアプリはあるし、調べものはすぐにできるし、一概に悪いとは言えないことは分かっています。
そこだけにとどまってくれればいいけれど、好奇心旺盛な年頃、そうはいきません。
息子もアプリを使って英単語を覚えたりしていましたが、ラインやニュースがばんばん入ってくるのに集中できるわけないでしょ?
ラインは通知が来ないようにしていると言っていたけれど、なかなか既読をつけないのもきっと気になるはず。
本人もダメだと気づいたのでしょうか、しばらくすると、アプリでは勉強しなくなったみたいです。
息子にスマホを渡すときに、いくつか約束をしました。
- 部屋には持ち込まないでリビングでやること。
- 成績が下がったら没収し、フィルタリングをかけることもある。
フィルタリングなんて高校生には通用しない
フィルタリングをかけていたものも解除してくれと頼まれるし…。
フィルタリングのかけ方がよく分からず、あるものを制限すると、かけたくないものまでかかっていたり。
一番残困ったのは、ゲームにフィルタリングをかけてしまうと、ゲーム形式で覚える勉強用アプリが使えなくなること。
息子に「あり得ない」と、解除を迫られました…。
フィルタリングをかけるのも結構難しく、面倒になって結局はほとんど解除してしまいました。
解除した結果…
即効ゲームアプリを入れてました。
スマホを持たせる前に息子は「ゲームなんてやらねえよ」と、声高らかに言っていましたが、あれは一体、なんだったんでしょう?
やはりそんなものか…。
その他、色々なアプリがどんどん追加され、よくない状態になってきました。
先生もおっしゃっていた通り、スマホとの関わり方によって成績は変わる!
スマホをリビングで使うというルールのもと、高1の2学期に入って、成績が伸びてきました。
よしよしと思っていた頃、だんだんスマホを部屋に持ち込むようになり、だめだと注意したけど頑として聞かず。
あまりにも聞かないし、息子は「スマホに溺れるようなことにはならない!」と言い張るので、ここで一度試してみることにしました。
結果、失敗でした。
3学期の期末テスト前のことです。
息子の部屋から夜遅くに、話し声や大笑いする声が聞こえるようになってきました。
ある日、夜の11時過ぎにまた聞こえてきたので、部屋に行ってみました。
するとなんでしょう!?不思議な姿!
息子は勉強していました。
スマホは机の上に。
画面は4つくらいに分かれていて、なんと、クラスの子とグループ通話しながら勉強していたのです。
勉強の話をしているのかと思いきや、そうではなく、広瀬すずがどうのこうの…。
息子は笑いながらも勉強し続け、「○○くーん(息子の名前)」とか呼ばれていました。
何ともまあ、不思議な光景で、面白いやら呆れるやらで、すぐには言葉が見つかりませんでした。
とにかく、そんなことでは勉強に集中できるはずがありません。
また後日、遅くに笑い声がするので覗いてみたら、スマホの向こう側でクラスメイトの男の子がダンスをしていました。
面白くて笑いたかったけれど、毎晩のように自由に好きな時間に通話できるのは、良くない状況だとその姿を見て確信しました!
案の定、成績はかなりダウン。
親の管理がまだ必要
成績が下がったことが本人もかなりショックで、これではいけないと真剣に思ったらしいです。
模試の成績も、2学期はまあまあ良かったのに3学期はひどいもの。
春休みから本気で勉強すると宣言しました。
成績ダウンの原因に、スマホの存在が邪魔したことは確かです。
自分の部屋でスマホを使うことを禁止にしました。
猛反対されましたが、勉強を本気で頑張りたいという気持ちは確かだと思うので、親としてここで負けてはいけないと思い、こちらも強固な態度で。
スマホがないと勉強にも不便だとかあれこれ言ってきましたが、それ以上に負の勢力は強いことは分かっているから。
頑張って教科書や参考書を調べてと。
ネットがどうしても必要なら、リビングに来てパソコンで調べなさいと。
私もここまで折れないのはとても辛かったです。
息子がどう反撃してくるかと思うと怯みそうでしたが、なんとか乗り切りました。
息子も理解はしてくれているけれど、今までそばにあった便利なもの、楽しいものがなくなると思うと辛かったでしょうね。
ただ、勉強は自分の部屋でしているので、どれだけできているかはまだまだ怪しいものですが…。
いつものパターンなのですが、スマホから離れて丸一日経過しただけで、息子の性格はがらりと変わります。
娘たちも感じるようです。
「なんかお兄ちゃん、性格が良くなったね。」と言います。
確かに、朝からよく喋るようになり、会話が増えます。
明るくなります。
こういうことが如実に表れる姿を目の当たりにし、高校1年生くらいだと、まだまだ親の管理が必要だということを身をもって知りました。
高校生になると、あまり口出ししなくなる親御さんは多いようですが、自分の子供をよく見極め、必要ならば早めの対策が必要だと思います。
信念を持って。
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スマホに対する考え方は、息子の成長と共に変化して行きます。
また、学校の対応も変化して行きました。
今後が気になる人はこちらもどうぞ!