こんにちは、nocotoです。
何年も前の話ですが、ある病院で、生後2ヶ月の赤ちゃんが喘息で入院していました。
その時、我が子も入院していて、ベッドが隣でした。
喘息の子には母親が付き添っていたのですが、悲しい場面を見てしまいました。
虐待していたのです。
病院なので、人に気づかれないようにしているのか、笑顔で静かに…。
どういう事情があるのかは知りませんが。
世の中、そういう親がたくさんいるのは分かっているけど、実際に現場を見てしまうと、かなりショックでした。
どうやらその人は、児童相談所らしき人に、マークされているようでした。
親の事情で犠牲になるかわいそうな子がいるなんて、耐えられません。
このようなケースは、母親の育ってきた環境が大きく作用しているのかもしれません。
とにかくすべての赤ちゃんが幸せに育ってもらいたいものです。
今回は努力で改善できそうな点について考えてみたいと思います。
前回の記事で、妊娠中や産後に、妻がどれだけ大変な思いをしているかというお話をしました。
では夫は何をすればいいのでしょうか?
妻たちは何を夫に求めているのでしょうか?
思いやりや優しさがあれば十分な場合もある
赤ちゃんと24時間、向き合っているお母さんはそれは大変ですが、働くお父さんの苦労も並大抵のことではありません。
それは妻だってよく分かっているはずです。
私の場合、結婚する時には、夫がとても忙しい職場で働いていたので、家のことはほぼ一人でやらなくてはならないことを、十分承知して結婚しました。
私自信もその会社でアルバイトしていたことがあったから、様子はよく分かっていました。
そういう人と結婚するのだから、少々のことでは音を上げてはいけないという覚悟でした。
しかし、子供が2人、3人と増えると想像以上に大変で、精神的にまいったことは何度かありました。
結婚してからも出産してからも、ずっと夫の仕事は忙しく、家事を手伝ってもらうのはほとんど無理なことでした。
しかし、夫には優しさがあり、子供にも愛情があり、協力したいという気持ちはよく伝わりました。
だから何とか大変な時期を乗り越えられました。
残業で遅くに帰ってくる夫に、妻はいろいろを求めようとは思わないはずです。
家事は手を抜いても構わないのですから。
子供と一緒に昼寝することだってできますしね。
ところが、夫が疲れているからと家のことに関心を示さず、全て妻がやるものだという態度だと、妻の気の持ちようは全く違うものになります。
せめてねぎらいの言葉を一言かけてあげるだけでも、随分と違うはずです。
同じ家事を手伝えないでも、言葉一つだけで妻のやりがいは変わってくるものです。
全ては赤ちゃんに愛情を注いであげるため
夫の優しさによって妻の気持ちが安定すると、子育てに集中することができます。
たっぷりの愛情で赤ちゃんと目と目を合わせ、ほほ笑みかけてあげることができます。
一方、ストレスで一杯の状態になると、なかなかそうはできませんよね。
母乳の味もまずくなってしまうそうです。
そうなると赤ちゃんは満たされません。
この時期、何も話せない赤ちゃんですが、母親との絆は深まるのです。
だからこそ母親がゆったりとした気持ちで子供と接することが大事なのです。
夫は、子育てという最も重大な仕事をしている妻の気持ちを、高めてあげる必要があります。
この時期、夫が協力的でないと、妻はその時の事を一生引きずることになりかねません。
子供の情緒もまっすぐには育たないかもしれません。
電車の中で時々、生後何ヶ月かの赤ちゃんを見かけますが、赤ちゃんと目が合うと、見つめてきてにっこりしてくれることがあります。
こちらも微笑み返します。
生まれて間もない赤ちゃんでも、コミュニケーションを求めているのです。
生まれた瞬間から愛情を求めているのです。
どうか夫婦で協力体制を作り、情緒豊かな子に育ててください。