こんにちは、nocotoです。
子供達が小さいうちから当たり前のようにゲーム機を持つ時代になりましたが、はたして安易に与えていいのでしょうか?
低年齢の頃からゲームをさせることの危険性について、どれだけの保護者が把握しているのでしょうか?
初めにお伝えしておきますが、ゲームを完全否定しているのではありません。
なかには勉強になるゲームもありますし、脳を活性化させるのにいい場合もあります。
ゲームがいいものとして存在するのは、保護者がしっかりと制限をかけてあげた場合の事だと思います。
そうでなければ「害」となりうる可能性が大きくなるということです。
ゲームは前頭葉の発達を妨げる危険性がある
人の脳は、見たことをまねしたくなるようにできています。
暴力映像でも露骨な性表現でも、まねしたくなるのは人の本能。
だからといって現実世界でそれをまねしたら大変なことになりますよね。
そこで、まねしないようにブレーキをかけているのが「前頭葉」。
前頭葉のおかげで他者への思いやり、思考力、善悪の判断といった理性が働くのです。
もし、前頭葉が発育不全に陥ってしまうと、キレる人になってしまったり、性的ないたずらをするようになるのです。
前頭葉を発達させるには
子供の脳は、家族との団らんや友人との遊びなど、現実世界での生活体験を通して、時間をかけて成長していきます。
この大切な時期に、子供がテレビやゲームといった仮想世界に多くの時間を費やしてしまってはいけません。
現実世界での生活体験が乏しくなれば、前頭葉の発達は不十分なものとなってしまうのです。
なんとかゲームと接触する時間を短くしたいものです。
ではどうやって?
やみくもにダメだと言うのも気分が良くないやり方ですよね。
なんとか他のことに興味が行くようにしてあげたいものです。
例えば子供は、音楽や芸術の才能に目覚めると、テレビやゲームにあまり魅力を感じなくなります。
ピアノや音楽系の習い事、絵画教室などは、好きな子にはとても良さそうですね。
習い事をさせられない場合には、それらに関連するものを家に用意しておくのもいいかもしれません。
親の努力と忍耐が必要
我が家ではなるべく音楽に親しんでもらいたいという気持ちから、プレゼントにはキーボードや電子ピアノ、木琴などを選んだこともありました。
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ゲームを持たせない事によって、仲間に入れないのではないかと心配な気持ちにもなるのも分かります。
しかし、人とは違うという経験もとても大切です。
いずれ買うにしても、我慢というステップをふむのもいい経験となるはずです。
おじいちゃんおばあちゃんが安易にゲームを買い与えるということも多いのですが、ここは親であるあなたがしっかりとポリシーを持ち、おじいちゃん達にも理解してもらいましょう。
また、配偶者がゲーム好きの場合も、かなり注意が必要です。
子供とのコミュニケーション手段だと言い訳して、勝手に与えるパターンも多いようです。
コミュニケーション手段は他にいくらでもあります。
ゲーム依存症になっている大人の言い訳に流されないようにも、気を付けるべきです。
夫婦でよく話し合っておきましょう。
ゲームを買う前に、まずはこのようなもので遊ばせてみてはいかがでしょうか?
我が家はあの手この手でなんとか避けてこられましたよ。
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ピアノを習っている子だけが持っているのはもったいない!
私もかなり練習しました。
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ゲーム機をもたせる時期の目安
我が家では、ゲーム機は買わないという方針ではないけれど、持たせる年齢にはこだわりがあります。
低学年では持たせない方針。
持たせるなら高学年から。
自制できる年齢になってから!
このポリシーは曲げないで、貫いてきましたよ!
自制できるのはいつ頃?
学校の準備が自分で出来るようになり、親から宿題をしなさいと言われなくても進んでやれるようになった頃が、自分をコントロールできている一つの目安だと思っています。
それができるようになるのは、あくまでも私の感覚ですが、早い子で3年生くらい、普通で4年生くらいといった感じでしょうか。
息子にDSを買い与えたのが4年生の夏というのは、まあ良かったのではないかと思っています。
すでにその頃はクラス全員が持っているという状態でしたが。
息子はそれまで、自分だけ持っていないことに対して、辛い思いはあったそうです。
しかし、我が家は我が家のポリシーを曲げることなく、親も子供もそこまで頑張りました。
また、何でも簡単に手に入るものではないという経験も必要だという思いもあり、簡単には買うまいとねばっていました。
DSを購入後、息子は友達との遊びではゲーム三昧でしたが、習い事にはちゃんと通い、宿題も毎日真面目に取り組んでいました。
6年生ではPSPというゲーム機も購入しましたが、それらを持ったことは失敗ではなかったと思っています。
ちゃんと自制できる年齢になっていたということで、ねばった甲斐があったと思いました。
脳科学的観点から良いとされる時期
読み書き能力、思考力、自己抑制力を身につけていれば、子供達は暴力映像について議論し、うまく付き合っていけるようになるのです。
言語能力がよく発達すれば、心も豊かになり、問題解決能力も高まります。
幼児、未就学児童にはまだまだその能力は備わっておらず、小学校低学年でも不十分です。
だから小学校低学年までは買い与えるべきではないとされています。
たとえ親が非暴力的なゲームを与えたとしても、今の時代は子供を暴力的なプログラムから離し続けるのは難しくなっているのです。
幼いうちからゲームを始めた子ほど、短期間で暴力ゲームを渇望(強く願うこと)するようになるというデータがあるそうです。
与えるなら高学年から
小学校高学年になったら、中学生くらいまでは、ゆっくりとしたペースのゲームなら与えてもいいそうです。
高校生以上の場合は、スリルを求めて暴力ゲームにはまる危険性も少ないそうです。
できるだけ遅めがいいということには間違いなさそうですね。
環境作りに取り組もう
ゲームが脳に与える影響をご理解いただけましたら、特に小学校低学年以下の子供達には、是非ともゲームや暴力的なテレビから遠ざけてあげてください。
ゲームを考え始めたら、まず保護者はゲームの危険性を把握するために、本を読むなどして研究しておきましょう。
保護者同士でゲームについての知識をシェアし、話し合ってみてください。
仲良しの子が持っていないなら自分も我慢できるという状況は作れます。
一人だけ持たせないというのは難しいので、まずは大人が理解し、保護者同士でコミュニケーションを取りつつ、持たせない雰囲気作りをするのが理想だと思います。
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