こんにちは、nocotoです。
お小遣いで自由に買い物がしたい!
中学生になると、学区の範囲が広がり、遊びも様々になり、お店で友達と買い物をすることもあるでしょう。
欲しいものが次々と出て来る年頃。
当然、お金を使う額も増えます。
前回の記事で、小学生のお小遣いについてお話しましたが、中学生の金額を決めるのは更に難しくなります。
我が家では3年間ずっと変わらず月額2,000円ということにしています。
この金額に対しては、多すぎという人もいれば、妥当だという人も。
多趣味で好奇心が旺盛な子にはきっと足りないと感じるでしょう。
中学生になると、金額はその子の性格や家庭の経済状況に合わせて、ある程度バラつきが出てくると思います。
お小遣いをあげないご家庭の理由
中学生になっても毎月のお小遣いを与えないという考え方のご家庭があるようです。
与えないというと語弊がありそうですが、必要な時に必要な分を渡すということらしいです。
しかし、急に必要になった時に、必ず親はそばにいられるでしょうか?
親が外出していれば、友達と出かける時に、無一文で出かけることになります。
後でお話しますが、このことが思わぬことを引き起こすことがあるのです。
月々定額のお小遣いを渡さない理由をいくつか聞きました。
お小遣いをあげてしまうと無駄遣いをする
無駄遣いは確かに良くないことだし、してほしくないことですよね。
しかし、「無駄な物を買ってしまって、無駄だった」と気付くのは無駄遣いをして初めて知ること。
お金の使い方も、何度か経験してみて、自分なりに正しい使い方ができるようになって行きます。
また、お金を使うことは必ず誰もが経験することで、人生で絶対に必要なことの一つ。
お金に関しては学ぶべきことがたくさんあるので、我が家では小学生の頃からお小遣いは自由に使わせています。
大人には無駄遣いに見えることがたくさんあります。
しかし、早々にお金を使い切ったからといって、余分に欲しいとは言ってきません。
なくなったら我慢するという訓練もとても大事なことではないでしょうか。
我が家には3人の子供がいて、お金の使い方もそれぞれに違います。
最も使いっぷりのいい、末っ子はまだ小学5年生ですが、無駄遣いに反省する機会が多く、自分でお金の使い方を変えてみようとしたり、逆にお手伝いをして稼ごうとしたりします!
「無くなった」という状態を、今のうちに経験させることは、成長に繋がると感じています。
無い状態も積極的に経験させておくべきだと思いました。
何かの罰としてあげない(約束や決まりを守らない等)
言うことを聞かなかったり、成績が悪かったり、というような理由で、しばらくお小遣いをあげないというご家庭があります。
罰とお小遣いを結びつけても、何の解決策にもならないと私は考えます。
勉強をしてくれないとか、改善すべき点に関しては、物事の道理をしっかりと教えていく必要があります。
お小遣いとは全く別物です。
むしろ、そういう理由でお小遣いをあげないというのは、更にモチベーションを下げるきっかけとなるかもしれません。
いつまでも子供扱い
我が子の成長を認めることができず、お小遣いをあげられないという場合もあります。
現代では子離れできない親というのも困った問題になっています。
とは言っても中学生はまだまだ子供ですし、コミュニケーションをたくさんとって、寄り添って行かなくてはならないと思います。
毎日一緒に過ごしていたり、家の中で我が子を見ているだけでは、成長を感じ取るのは難しいかもしれません。
しかしそこで、親は勇気を出して、外で自由に行動できるような体制作りをしてあげることも必要だと思います。
そのためにもお小遣いは有効!
成長するための手段として、きっと役立ってくれることでしょう。
親は少しずつ子離れする努力をし、子供を大きく羽ばたかせてあげましょう。
お金を持たせないことによって起こりうるトラブル
お金を持たせると、無駄遣いするのではないか、持っているとカツアゲされるのではないか、などと心配しがちです。
しかし、持たせない事によって起こる事の方が重大なのです!
お金を持っていない子の方が問題を引き起こすのです。
中学生は、忙しい子もいれば、逆に時間を持て余す子もいます。
部活や塾でスケジュールがギッシリの子は、お金を使う暇がなかなかありません。
時間のある子は遊びに出かけます。
中学生はとってもお腹が空きます。
24時間、腹ペコ状態の時期もあります。
特に男子の興味あることは食べること!
友達と出かければ、コンビニやスーパーに入って食品を買うことがあります。
友達が美味しそうなものを買っていると、お金をもたない子は当然羨ましくなります。
すると、どうするでしょうか?
友達にお金を借りるのです。
その場限りのことで、すぐに返せるならまだいいです。
ところが、返せないうちに、同じように何人かに借金をするのです。
もし、我が子がこのようなことをしていたら嫌ですよね。
そして、他にも困ったことが起こりうるのです。
お金欲しさからなのか、気に入らないことがあると、その友達に文句をつけ、お金を持って来いと要求するのです。
私が知っているトラブルは未遂に終わりましたが、恐ろしいことです。
また、同じことを一人のみならず、何人かにやってしまうのです。
やはり、その子はお小遣いをもらっていないということでした。
このことが、もし発覚しないでその子が大人になってしまったらと思うと、恐ろしいことです。
お小遣いをあげないという厳しさが、間違った方向に向いていると感じた出来事でした。
我が子の成長を認めてあげよう
中学生は少しずつ大人になっているのを、親は認められるようにならないといけません。
子供は、お金を持たせてもらえることによって、親に認められたと感じると思います。
自立心を養うことにもつながるのではないでしょうか。
心が自立した大人になるためには、まずは親から認めてもらうということが絶対に必要です。
子供が自信を持って生きていけるように、どうか子供の成長を認めてあげてください。
きっと親が思っているよりも、いろいろなことができるようになっているものです。