こんにちは、nocotoです。
素晴らしく教育上手なお父さんに出会ったお話をします。
電車の中で半分眠っていた時のことです。
小さい男の子の話し声が聞こえてきて、私は驚くように目を覚ましました。
まだまだ赤ちゃんのような高くて可愛い声。
目を向けると、その男の子はお父さんと一緒でした。
男の子の話し声に驚いた理由
私が驚いて目を覚ました理由は、男の子の声の感じと、発する言葉にギャップを感じたから。
その子は見た目も声の感じも、2才になったかならないかくらい。
やっと赤ちゃんから幼児になったかなという感じの男の子です。
で、何に驚いたかというと、しっかりとした文章をすらすらと話していたのです!
あんなに小さな子が、こんなにしっかりとお話ができるなんて、本当に驚きのことでした。
私には3人の子供がいますし、友人の子供達も何人も見てきています。
2才にならないうちに(正確な年齢は不明ですが)あんなにしっかりとおしゃべりできる子は見たことがありません。
特に男の子は、まともにお話しができるようになるまで、時間がかかる子が多いです。
うちの息子がまともに文章を話せるようになったのは3才になってから。
なかなか上手にお話ができるようにならなかったし、友人も、次男が3歳近くになっても単語しか話せないと心配になっていました。
娘達はもっと早く話せるようになったけれど、それでも2才過ぎてからだったと思います。
電車の中で遭遇した男の子とのギャップに、ショックを受けそうなほどでした。
お話上手にはちゃんと理由がある
なぜその男の子がそんなにもお話上手なのか?
その答えはすぐに見つかりました。
キーパーソンはお父さんでした。
お父さんの話しかけ方がとてもいい!
電車の中でもずーっと会話していました。
1才~2才くらいの子供に話しかける時って、つい短い文章、あるいは文章にならない言葉を話してしまいがちになりませんか?
例えば、こんな感じになってしまうと思うのです。
「電車を追い抜いたね」とか「こっちのドアが開くよ」とか。
これは、長い文章を話しても理解できないだろうと思って、このような言い方をしてしまうのでしょう。
しかし、男の子のお父さんは、次のように果敢に長い文章で語りかけていました。
「電車を追い抜いたね」→「さっき、◯◯駅にいたのと同じ電車を追い越したね」
「こっちのドアが開くよ」→「右側のドアが開くと言っていたから、こっちのドアが開くんだよ」
な・る・ほ・どー!
しかも、子供が聞き取りやすいように、しっかりと丁寧な口調で話してあげていました。
お父さんとの会話の積み重ねできっとお話上手になれたのですね!
脳科学に基づいた教育
脳科学では、胎児の時から文章で語りかけてあげることがいいということが分かっています。
2才になるかならないかくらいの小さな子に、飾り付けした文章を話してあげようと思える人は、なかなかいないと思います。
あのお父さんはきっと、よくお勉強されているのでしょう。
このことを知っているのと知らないのとでは、子供の一生に雲泥の差がついてしまうかもしれませんね。
私は知らなかった…。
知っていたかった!
胎児の時からもっと語りかけてあげたかった。
お父さんお母さんは意識して語りかけを!
その親子と降車駅が同じになりました。
私は感動のあまり、お父さんに話しかけたいと少し追いかけてしまいましたが、できませんでした。
いきなり話しかけても恐いですよね…。
そして、私も子供にもっと文章を話してあげたかったと後悔したのでした…。
文章どころか語りかけから少なかったかもしれません。
脳が完成する10才までにインプットする言葉は、その子の言語を築きます!
是非、いっぱい語りかけてあげてください。
脳科学はどんどん進化しています。
子育て中の人や妊婦さんは是非、アンテナを張っておきましょう!