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PTAのあり方を考える前に、PTAとはどういうものなのかを知っておこう

PTAの性質は保護者全員に知ってもらうべき

こんにちは、nocotoです。

 

今年度もあと2ヶ月ちょっと。

新年度が始まると、PTA役員決めがあります。

その頃になると、憂鬱になる保護者ががたくさん出てきます。

憂鬱になる理由は、専門部会にくじ引きやじゃんけんで負けた人が、むりやり部員にならされてしまうから。

さらに役職がついてしまうと激務になることもあり、そのことはほとんどの人が恐怖を感じているところです。

 

今年度、部長を引き受けての感想

 

私は今年度、専門部会の部長を引き受けてきました。

我が家も共働きですが、私の仕事は時間的に融通がきくものなので、なんとかこなせています。
夫と会社を設立するまでのお話

もし、フルタイムで出勤しているような人が引き受けてしまうと、大変なことだろうと感じるし、私も絶対に引き受けたくないと思ってしまいます。

決して難しい仕事ではないのですが。

私の所属する専門部会の部員さん達は、ほとんどの人が仕事をしていて、部会の日に出席できない人がたくさんいます。

そして部会担当の仕事に、なかなか人数を集められなくて困ったこともありました。

共働きのご家庭が7割以上を占めるようになった今、今まで通りにPTAを運営することには、無理があると思われます。

時代の変化と共にPTAのあり方も変えるべきで、このような認識は既に広がりつつあるようです。

しかし、声を上げる人がいないという現状。

私自身にも、そのような勇気はありません。

 

そもそもPTAとはどういう組織?

 

ウィキペディア「PTA」

 

任意加入なので、入会しなくてもいい

PTAは保護者と教職員による社会教育団体で、任意加入であり、全ての児童生徒の為のボランティア活動というのが本来のあり方なのです。

戦後、アメリカにならって発足したものであり、PTAの結成・加入を義務付ける法律の規定は存在しません。

つまり、加入する意思が無ければ、加入しなくてもいいということ。

だからといって、加入しないということを簡単には言い出しにくいもの。

なぜならPTAが、ある保護者が入会しないことを理由に、その子どもが「登校班に入れない」「行事に参加できない」「配布物をわたされない」などと差別される可能性があるから。

児童生徒は会員ではないけれど、皆等しくPTA活動の支援対象となっています

だから学校の中で、他の生徒と区別されることがあってはいけません。

だからといって、学校の外で区別があったとしても、それを知った時にはしっくり行かない気持ちになってしまうかもしれません。

また、加入しない旨を伝えにくいもう一つの理由として、もし加入しなかった場合に、周りの保護者からどのような噂を立てられるかも気になってしまう、ということもあると思います。

しかしPTAは任意加入であり、加入しなかったからといって、誰も非難することはできないものなのです。

 

PTAは子供達が学校で勉強できる環境を整えるための組織

学校で勉強できる環境を整えるということの中には、多くの意味が含まれると考えられます。

中でも最も大切なのは、保護者が子育てに関心を持つこと。

そのことによって良い環境ができ、先生に勉強を教わる体制が整うのです。

保護者がしっかりと子育てをすることが教育の基盤であり、先生にそこを求めるのはお門違いなのです。

子育て放棄というと語弊があるかもしれませんが、現代では育児に関心が薄い人、またはどう育てていいのか分からない人が多く、何か問題が起これば学校に矛先を向ける保護者も見受けられます。

全てのご家庭でしっかりと教育を行い、迷惑行動を起こさない子に育て、教育の場に送り出すべきなのです。

 

PTAの会員になると、講演会に参加する機会がありますが、その時に子育てに関わる重要なお話を聞くことができます。

しかし、それに参加する人はほんの一部の人のみで、せっかくの有意義なお話が、保護者全員に伝わらないのが現状です。

 

まずはPTAがどういうものかを保護者全員に伝えるべき

 

子供が小学校に入学したら、当然のようにPTAに加入させられてしまいます。

PTAに関する説明がないどころか、「子供が卒業するまでに、一人一役受け持ってもらうことになっています」とさえ言われます。

だから任意加入であることを知らない人がほとんどではないでしょうか。

 

PTAはあった方がいい、ない方がいいなどという前に、まずは任意加入であることと、PTAの趣旨をしっかりと伝えることから始めなくてはならないと思います。

保護者全員がそのことをしっかりと認識できれば、改革の声が上がったり、簡素化されたり、無くなったりする可能性が高くなると思います。

一部の人のみが改革の声を上げても難しく、大衆が不満の声を上げるようになれば改革の雰囲気が盛り上がり、案外簡単に組織を変えることができるのかもしれません。

改革が行われた場合に、良い結果ばかりではないかもしれないけれど、少なくとも限界である現状は打破できるのではないでしょうか。

 

PTAは地域や学校によって様々であり、どういう形がいいという正解はありません。

だからこそ大衆が雰囲気を作り、地域や学校に合ったものに、また、時代にも合わせて変えて行くべきだと思います。

PTA執行部は激務すぎ!皆が声をあげないと変われない

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