こんにちは、nocotoです。
私が子育てにおいて、食事が最も大切なことだと思っている理由をお話したいと思います。
子育てで、食事を差し置いてまで大切なことってあるでしょうか?
もちろん、大切なことは山ほどあります。
お友達と仲良くできるだろうか
先生の話はちゃんと聞けるだろうか
勉強は理解できるだろうか
習い事は何がいいだろうか
スマホはいつ持たせようか
私の経験上、年齢が上がれば上がるほど、悩みは増えていきます。
子供に充実した生活を送らせてあげたいという時に、「健康」であることが基板となります。
健康を手に入れるには食事。
十分に栄養が取れていれば、体にパワーがみなぎって、積極的になりやすいという経験はありませんか?
健康であることが人を動く気にさせます。
娘の通う小学校で、朝食を食べない子がこの学校にもたくさんいるというお話がありました。
食べてもパンのみでおかずはなしとか。
もし、毎回がバランスの悪い食事になると、量は食べていても栄養失調に陥ります。
また、お母さんも働いていて、夏休みの昼食は常に買い弁をさせていたという人もいました。
お母さんも大変なので、そのことがいけないとは言えませんが、毎日買い弁では栄養が偏ったり塩分の取り過ぎになったりします。
かといって私も大した料理をしているわけではありませんが、栄養バランスには常に気を付けています。
そして子供に好き嫌いをさせないということには、特にこだわっています。
もっというと、絶対にさせないくらいの勢いです。
食事にこだわる理由
好き嫌いがなければ、バランスよく栄養を取ることができるので、結果、丈夫な体が出来上がります。
丈夫な体を作るには、栄養接種に加えて、外遊びや運動も必要ですが。
最近では、嫌いなものは無理して食べさせなくてもいいという風潮もあります。
確かに、大人になれば自然に食べられるようになるものもあります。
また、親に好き嫌いがあると、「自分が食べられないものがあるのに、子供に食べろとは言えない」という人も多いようです。
どちらにしろ、親の考え方によって、子供の好き嫌いの度合いは変わってくるということが言えそうです。
何でも食べられる我が家の子供達を見ていると、嫌いだからと言ってそれらの栄養素を取り入れられないというのは、とても残念なことだと思うのです。
様々な栄養素を、幼い頃から接種させたいと思いませんか?
本当に大人になってからでいいのですか?
ケガは大敵!丈夫な体を作ってあげたい
最近、骨折や骨にひびが入る子がとても多くいます。
転んだとかぶつけたとか、運動している途中でアクシデントもないのに剥離骨折だとか。
あまりにも多いので何でだろうね?と話題にのぼるくらい。
運動のし過ぎで骨折する子もいますが、栄養バランスが悪いことが原因の子も多いのではないでしょうか。
よく外遊びをしている子でもそうなっているので、食事が大きく影響しているのではないかと考えています。
バランスのいい食事を摂っていれば、簡単には骨折しないはず。
丈夫な体を作るには、好き嫌いをせず何でも食べようという、当たり前のことが、軽視されているのです。
味覚を鍛えることは、脳をも発達させる
以下、フレンチの巨匠、“世界のミクニ”へのインタビュー記事からです。
鍵になるのは、舌の表面にある「味蕾(みらい)」という器官です。食べ物に含まれる味は、まず味蕾でキャッチされ、神経細胞を通して脳に伝えられ、「甘い」とか「酸っぱい」とかを知覚します。
味蕾は8歳から急速に増え、12歳をピークにまた減ってしまいます。ピーク時では約1万2000個あるのが、大人になると半減してしまう。それに、味蕾はあっても鍛えないとさびついて、使い物にならなくなってしまうのです。だから味蕾がどんどん増える小学生のうちに、しっかり使って鍛えなければなりません。
「味覚の発達は12歳がピーク」 “世界のミクニ”に聞く、子どもの五感を開く味覚の育み方より抜粋。
このことからも、「大人になったら食べられるようになるよ」などど、悠長なことは言ってられないのです。
私は小学生の頃、調理師免許を持つ叔父に、「今が味覚のピークやからいろんなもん食べられ」(富山弁)と言われ、好き嫌いせず、何でも食べました。
母の料理は、素材の味を生かしたシンプルな和食で魚料理が多く、肉を食べたいと思ったことがよくありました。
しかし、魚はそれぞれの味わいが個性的であること、骨を一所懸命に取り除きながら食べることは、味覚や手の使い方、根気など、様々な角度から私を成長させてくれていたのです。
働いていて忙しい母でしたが、いつも美味しいご飯を作ってくれていたことには、とても感謝しています。
だから私も作ります。
美味しい和食のお店によく連れて行ってくれたことも、本当にありがたいことです。
余談ですが先日、新宿伊勢丹のリカーショップで三種類のワインを試飲し、それぞれの味を機械に入力していくというテストを体験してみました。
酸味や渋みなど、五つの項目を五段階でチェックしていくものなのですが、なんと、ほとんどパーフェクトに近いものでした。
このような人は初めてだと言われました。
私の味覚はしっかりと鍛えられていたということです。
子供達にも、旬の素材を使った和食を食べさせて行きたいものです。
思うように食事を作れない時期もあった
娘達がバトンを習っていたことがあるのですが、その頃は忙しすぎました。
週3~4回のレッスンの送り迎え、保護者の当番、大会は遠くへ一日がかり、イベント出演はしょっちゅう、衣装作り…。
思い出しただけでも気が遠くなります。
そんな状態なので、料理はやっつけな感じになってしまい、まともなものが作れず、味も美味しくない。
バトンで出かけると子供達はおにぎりやパンばかりになっていました。
私はやがて、自分の作る食事が美味しくないということにストレスを感じるようになりました。
家族もどう思いながら食べているのかなと、心配しながら食べていたことも何度もありました。
まともな食事が作れないのに、子供の習い事を優先するべきなのだろうか?
あまりの忙しさに限界を感じ、バトンはやめてもらったのですが、私にとっても娘達にとっても、そして夫や息子にとっても正解だったと確信しています。
やはり家族で美味しいものを囲む幸せは、何ものにも代えがたいのです。
料理好きの友人に【生活クラブ】を紹介されました。
素材の味の良さに驚き、入会しました。
また、手軽で簡単に料理できる食材のキットに助けられています。
バトンを習わせていた頃はまだ、生活クラブを知りませんでした。
その時に利用していれば、また違ったのかもしれません…。
子供の習い事で忙しい人は、利用してみることをおすすめします。
子供達は丈夫で元気いっぱい
これまで、我が家では頑張って食育してきました。
おかげで子供達は何でも食べられます。
小4の次女はまだ苦手なものは多いのですが、嫌いなものを出しても、少しは食べてくれます。
上の子達も昔は今の次女のようだったけれど、今では好き嫌いがほとんどありません。
そして嬉しいことに、次女が食べるのを嫌がっていると、何とか食べさせようと促してくれます。
私の気持ちがしっかりと伝わっているようです。
そして3人とも元気いっぱいで気持ちも明るく、体も丈夫。
娘達はすりきずをいっぱい作ってきますが、大きなけがはしたことがありません。
運動能力は高め、頭も良くなろうと努力中!?
ちょっとクールな息子は、文化的な方向に楽しそうにのめり込んでいます。
とにかく、3人ともそれぞれに充実した学校生活を送れている様子を見て、頑張ってきた甲斐があったなあとしみじみ感じています。
食育が一番の成功要因だとさえ思っています。
お弁当の日も、どんな食材を使っても完食してくれます。
たびたび、美味しかったと言ってくれるので、こちらもまた頑張る気持ちになれます。
朝ご飯を食べさせてもらえない子は、様々な可能性を奪われているということです。
そのような子供が一人でも減ることを願うばかりです。