初めに私のプロフィールをお読みください

年金がもらえない60代から学んだ公的年金の大切さ

年金アドバイザーの仕事をして、公的年金の大切さを知りました。

こんにちは、nocotoです。

私は大学卒業後、金融機関に3年間勤めていたことがあります。

年金アドバイザーとして営業していました。

お客様は主に50代後半、60代、70代前半。

おかげで、公的年金のありがたさや、大切さを、身に染みて実感することができました。

その時の体験談を、以下に、エッセイとして、まとめてみました。

nocotoのエッセイ
「人生100年時代にふさわしい年金とは?」

の時のお客様は、今、幸せに暮らせているだろうか?

もう、20年も前のことだが、私は年金アドバイザーとして仕事をしていた。その時のエピソードを、この場でお話することによって、公的年金の素晴らしさ、大切さについて、皆さんにお伝えできたら幸いだ。

 

は仕事の中で、何百人ものご年配のお客様と話をしてきた。その中の数名が、とても印象に残っている。先ほど冒頭で、私が心配に思った人が、その中の一人だ。その女性を、仮にYさんとして話を進めていきたいと思う。

 

Yさんは当時、60歳を迎えたところだった。ずっと自営業者として働いて来たので、普通ならば65歳から国民年金をもらえるはずなのだ。しかし彼女は、これまで全く、国民年金を納めて来なかったと言う。つまり、無年金者ということになる。年金を掛けられないほど、経済的に苦しかったわけではなく、むしろ、商売繁盛で潤っていた時期もあったそうだ。掛けて来なかった理由を、こう話していた。

「昔、年金は将来、もらえなくなるって言われていたから、掛けなかったのよ。仕事も儲かっていたし、年金に頼る必要もないと思って…。」

ところが、バブルがはじけてからは商売がうまく行かなくなったそうだ。Yさんの口から、次に出た言葉が、私にも重くのしかかった。

「どうしよう、年金がもらえない。私はこれからどうやって生活して行けばいいの?こんなことなら掛けておけばよかった…。」

私は持っている知識、全てを引き出し、何とか策がないものかと頭をひねったが、どれも該当するものがなかった。年金アドバイザーの私にも、こればかりはどうすることもできず、暗い雰囲気のまま、Yさん宅を後にした。無年金者は、Yさんの他にも、数名と出会ったことがある。

 

時、三世帯同居のご家庭がいくつかあった。同居であれば、年金収入が無くても、ある程度は心強くいられるだろう。次のエピソードは、嫁または娘が仕事に行っている間、孫の面倒を見ていた、二人の女性についてだ。仮に、Aさん、Bさんとしてご紹介する。

 

AさんもBさんもずっと専業主婦だったので、第一号被保険者、もしくは第三号被保険者として、国民年金に加入していたはず。Aさんは、納付していない期間はあったものの、少額だが、月に3万円ほど受給していた。一方、Bさんは無年金者だった。

両者とも暮らして行くには不足だが、同居ということで救われている。ただ、たとえ3万円でも、お金をもらえるのと、もらえないのとでは、その表情に雲泥の差があった。私はその違いを見て、若い人達にも、年金を納めることの大切さを伝えるべきだと、強く思った。また、お客様のもらい忘れている年金の発掘にも、力を入れた。何人かのお客様を救うことができ、喜んでいただけた。

 

の時代でも、将来、年金は破綻するとか、どうせほとんどもらえないだろうからと、軽視している人はいる。きっと、いつの時代にも、このような噂は立つものなのだろう。

そうは言っても、何十年前と今とでは、人口分布が大きく変わり、年金の財政状況が苦しくなっているのは、明らかだ。ただ、国が存在する限り、公的年金は破綻しない。受給できる金額が減ったり、働く世代の掛け金が高くなったりということは免れないだろうが、必ず受け取れるのだ。しかも生涯に渡って。

Yさん、Aさん、Bさんの事例からも分かるように、少しでも年金をもらえるということは、とても重要なことなのだ。若い世代の人達は、万が一のこと、そしていつかは必ず訪れる、自分の老いについて、よく想像し、年金の大切さ、ありがたさを思い直してみてほしい。

 

は公的年金について、細部まで勉強したが、知れば知るほど魅力的な年金であることが分かった。民間の個人年金とは、比べものにならないほどのメリットがある。代表的なものを挙げてみよう。

  1. 生涯受給できる。
  2. 掛け金が全額、所得税の控除対象となる。
  3. 掛金の免除制度がある。
  4. 障害年金、遺族年金として受け取れる場合がある。
  5. 物価スライドがある。

などが挙げられる。

中でも、1は特に重要なことだと考える。なぜなら、平均寿命が更に延びることが予想されているからだ。

いつの間にか、人生100年時代と言われるようになった。ほんの何年か前までは、85年前後を思い浮かべていたではないだろうか。もし、100歳まで生きた場合、老後の計画が大幅に狂う人も多いだろう。そうなると、公的年金の存在が、より重要になることは言うまでもない。

 

的年金に加入しておいてよかったと思える日が、いつかきっと訪れる。国民全体で、年金制度を支えていこうという意識が盛り上がることを願う。

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